ドイツ原産です。彼らの祖先は多くの犬の祖先となった古代ローマのハウンド犬、モロサス・
ハウンドであるといわれています。またグレート・デーンは今は絶滅した犬種のアーラントに
大変よく似ています。歴史の古い犬で、BC2200年にさかのぼるベニハサンの遺跡の石器に
アーラント、またデーンのタイプの犬の絵が描かれているものがあるのです。またそれらの犬
たちの中にはまだら模様までが描かれていました。
現代アーラントと表現できるでしょう。
古代ローマの時代にはアーラントとよく似た犬が存在したことは確かです。イタリアでは、
この犬はAlanoといわれています。イタリア語で「mastiff=マスティフ」という意味です。
グレート・デーンはケルト人やドイツ人の兵士によって戦争で使用する犬として使われました。
イノシシの狩猟や、中世においては勇猛な雄牛の狩猟に使われていました。そして現代の形になる
までに、古代のマスティフ犬やアイリッシュ・ウルフハウンドと交配されたことが想像できます。
鉄血宰相という異名をとった、ドイツのビスマルクのお気に入りで、常に宰相に寄り添っていたの
です。ビスマルクは南ドイツのマスティフ犬や北ドイツのグレート・デーンを交配させてさらによい
グレート・デーンをつくり、これが現代のグレート・デーンとほぼ同じ形です。
1800年代、アメリカに持ち込まれた際、この犬はドイツの戦闘用の犬で凶暴性があるのでは
という風説が流れました。しかし、この犬の熱烈な支持者にはWilliam "Buffalo Bill" Cody氏がい
ました。Cody氏は1868年にバッファロー狩コンテストで優勝したアメリカの軍人で、"Buffalo Bill"
は彼のニックネームでした。次第に遊び好きで愛情豊かな犬であると認識されるようになりました。
王者の雰囲気を持つ犬でエレガントさと力強さも持ち合わせています。もっとも背か高い
マスティフ犬なのです。ぜい肉がなく背が高く断耳された耳を持つ犬、あるいはされていない垂れた
耳を持つ犬がいます。彼らの尾は振りすぎて怪我をしてしまいがちです。スリムで締まった体は
短くやわらかい毛で覆われています。彼らの青灰色のまだら模様の毛色から、青灰色のハウンド犬や
シェパード犬(牧羊犬)が交配されていると思われます。
そして、飼い主は多くの食べ物を用意する必要があります。たくさん食べる犬種なのです。大きな
体なので、犬小屋はあいません。しかしグレート・デーンは大きくスリムな体にもかかわらず
家族とともに家の中ですごすことを好みます。
そしてある程度の運動ができれば都会での生活も可能です。また退屈すると破壊的になってしまう
気性があり、この体ですから、数分で壊してしまうのです。家の中でのんびりすごすことが好きで
牧畜犬、トイ・ドッグなどいろいろな犬がいますがコンパニオン・ドッグという位置付けです。
本当にハウス・ドッグなのです。しかし物覚えはよく賢く、番犬として優れきちんとしつけることが
できればとてもよい犬となって仕えてくれるでしょう。毛色には黒、ブルー、フォーン、ブリンドル、
ハーレクイン(まだら模様)があります。体高70〜81センチ 45キロ程度です。
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